青森県立田子高等学校は、「青森県立高等学校教育改革推進計画第1期実施計画」により、令和4年3月31日をもって閉校することになりました。これまでご支援いただいたすべての方々に心から感謝申し上げます。
本校は昭和27年に三戸高等学校田子分校として田子中学校に間借りをする形でスタートし、夜間定時制、昼間制、全日制へと変遷したのち、昭和53年に青森県立田子高等学校として独立しました。昭和54年に現在の場所に校舎が完成し、独立後の卒業生は2,943名を数えます。
校舎は町を過ぎ、国道104号線(鹿角街道)を鹿角方面へ向かった相米の自然豊かな丘の上にあり、校章にも配置されているナナカマドが校舎までの道の両側に彩りを添えていました。また、町唯一の高校として、町の人づくりに大きく期待され、地域に求められた学校としてこれまで町と一体となった教育活動を行って参りました。
「田子」の名を冠した高等学校がなくなりますが、本校で学んだ同窓生が夢を実現し、活躍してくれることを願ってやみません。今後も同窓会の活動は続きます。地域の人材育成に果たした役割を終えて、創立70年、独立44年の歴史に幕を閉じます。
「緑輝く学び舎に 44年の感謝を込めて」本当にありがとうございました。